以前に、
・陰嚢湿疹や包皮炎への対策まとめ
このような記事を書きました。
が、上記の記事を書いた時点では、自分が最後に包皮炎を経験したときから一年程度経っており、若干、あっさりとした雰囲気の内容になってしまいました。
またやってしまった
しかし先日、管理人はまたやらかしました。
原因はよく分からないのですが、先月(2017年7月)の月末から、昨日(同8月の4日)にかけて、包皮がかぶれて膨れ上がるという事態に見舞われたのです。
ともあれ、新たに判明したことなどが色々あったので、再びまとめてみることにした次第です。
というわけで以下の情報は、医師や専門家による意見や、それらをまとめたものではありませんので、実践の際は必ず自己責任にてお願いいたします。
細菌性の包皮炎
今回も、おそらくは細菌性の包皮炎だったと思われます。
包皮炎の情報を調べようとすると、必ずカンジタの情報がトップのほうに並びますが、少なくとも管理人は、包皮炎の原因がカンジタだったことはありません。
というわけで、以下の情報はすべて、細菌性の包皮炎にのみ適用可能な対処法であることをお忘れなく。
比較的早く治った要因
上述のとおり、今回は約一週間弱という、比較的短期間で炎症を撃破することができました。
というわけでここから、何が良かったのか考えていきたいと思います。
ステロイドを塗らなかった
ステロイドは慎重に使うべき薬
まず誤解のないように言っておきますと、ステロイドは悪い薬でも効かない薬でもありません。
ステロイドを使わなければ決して治らなかったであろう皮膚炎を、私は何度も何度も経験しています。
しかし、ステロイドによって皮膚炎が治ったケースというのは、ほとんどが医師の判断のもとで使った場合でした。
素人判断で闇雲に使うと、ステロイドは皮膚炎の悪化を招くことがある、というわけです。
乾いた皮膚炎には使わない
今回の包皮炎は、幸いにも「つゆ=分泌物」が出まくる惨状になる前に、なんとか治すことができました。
※つゆがだらだらと大量に流れ出てくる状態になると、もう皮膚科にかかるしかありませんです…
皮膚炎が乾いている内は、ステロイドではなく、ポリベビーを使うのが効果的みたいです。
今回、どれほど炎症がひどくなっても、つゆはそれほど出なかったため、あえてステロイドは使いませんでした。
ポリベビーが効いた
やっぱり、最初に挙げた記事でもご紹介した『ポリベビー』というお薬が効くようです。
ポリベビーが効くという事実は、包皮炎や陰嚢湿疹に悩む男性の間で相当有名らしく、検索すると「ポリベビーは神」という言葉がかなりヒットしました。
低刺激
染み込むというよりは、覆うという使用感。
なんといっても赤ちゃんの肌にも使える薬ですから、副作用の心配が極めて少なく、刺激も低いので安心なのです。
ポリベビーの注意点
「ムヒ」や「デリケアM’s」といった塗り薬と違い、非常にベトベトした脂っこい薬なので、手のベタベタがかなり長く続きます。
特に、ポリベビーを触った手でPCやスマホをいじりますと、なかなかベトベトが取れなくなるので気をつけましょう。
こまめに洗浄・冷却した
トイレへ行った後などには、ちょっと面倒ですがお風呂場に通いました。
そして、清潔にした桶に冷水(井戸水)を溜め、そこに炎症している包皮(つまりアレの先端部分)をくぐらせていました。
そしてそれを2回ほど繰り返します。
注意点
水道水だと逆に悪化してしまう恐れもあるのでご注意を!
それと、こうした冷却にはシャワーは使わないようにしましょう
シャワーの水圧による刺激が、炎症を悪化させる恐れがあるからです。
井戸水だから良かった?
やはり気がかりなのは、管理人の使っている水が水道水ではなく井戸水であるということ。
井戸水は水道水と比べて、薬品も不純物も少ないと思われます。
だから良かったのかなと。
「主婦湿疹」という症状もあるとのことですし、水道水を湿疹に当てるというのは、良くないことかもしれません。
というわけで上記の方法は、井戸水だからこそ有効だった可能性があるので、お気をつけ下さい。
消毒液で代用
水道水で患部を洗うより、市販の外傷用の消毒液で洗浄したほうがずっと安全です。
ただし、色々と成分が入りすぎた消毒液ではなく、なるべく成分の少ない、刺激の少ない消毒液を使いましょう。
消毒液の影響で、疾患が悪化することもありますので。
保冷剤を使うことの是非
クーラーボックスなどに使う保冷剤を、患部に当てるという行為ですが、これは若干、炎症を落ち着ける効果があるようです。
ただしこれ、注意点がかなり多いです。
注意点
患部にじかに保冷剤を当てる場合、同じ箇所に5秒以上連続して当て続けるのはやめましょう。
凍傷になる恐れがあります。
また、保冷剤の容器または袋に、穴が開いていないか確かめることも大切。
保冷剤から冷却ジェルが漏れ出し、それが患部に付いてしまうと、症状が悪化する可能性があるからです。
そして、保冷剤を冷凍庫へ戻す際は、必ず二度ほど、中性洗剤を用いて水洗いしてからにしましょう。
必ずガーゼで覆っていた
包皮炎の大敵、それはズバリ「擦れ」です。
下着との擦れ然り、手でこすってしまう刺激然り。
いかに患部に刺激を与えないか、ということが重要になります。
面倒だけれどトイレのたびに交換
ポリベビーを塗った患部をガーゼで覆うわけですが、面倒なのは、トイレへ行くたびに外さなければいけない、ということ。
しかしどうしても悪化させたくないのであれば仕方ありません。
ガーゼをたくさん使うことになりますけれど、それも仕方ありません。
ガーゼの固定について
そして、くれぐれも、ガーゼを固定するテープを、包皮周辺の皮膚に触れさせないように気をつけましょう。
性器周りの皮膚はとても敏感なので、テープの接着剤を触れさせるだけで簡単にかぶれが悪化します。
オナ禁していた
炎症している間、ずっとオナ禁していたのも功を奏したのだと思います。
オナニーをするということは、患部を引っ掻き回すのとほぼ同じことですからね。
オナニーによって症状が著しく悪化する、という経験は何度もしてきましたし。
ぐっと我慢しましょう!
お風呂はケースバイケース
つゆが出ないタイプの疾患であれば、入浴してもさほど問題はないかもしれません。
ただ熱いお湯に入るのだけは絶対にやめましょう。炎症が悪化してしまうので。
お湯の温度を体温程度か、体温よりほんの少し高い程度にするのが最適です。
つゆが流れ出ている場合は、浴槽に浸かるのは絶対にやめましょうね。
まとめ
●ポリベビーがとにかく効く
●いちばん怖いのは「擦れ」
●ガーゼを付けて患部を保護
●保冷剤で軽く患部を冷やすとちょっと効果的
●つゆさえ出ていなければ入浴可(熱いお湯はダメ)
以上でーす。
まあ、日ごろから性器周りを清潔にすることを心がけ、かつ蒸らさないように気をつけていれば、包皮炎になる確率はぐっと低まるので、気をゆるまずに過ごしましょうね。